亜鉛めっき（白上げ）＋ゼックコート ZEC-888
従来亜鉛めっきの防錆処理は六価クロメート処理が一般的でしたが、ELV、RoHS規制により、六価クロメートの使用が禁止になります。代替で三価クロメート処理が一般化になる状況ですが、これもクロム化合物です。弊社開発のZEC-888は全くクロム化合物を含んでいない、亜鉛めっき（白あげ）上に処理する新しい防錆表面処理剤です。ゼックコートZEC-888被膜の構造
特徴と性能
- （1）完全クロムフリー
- （2）外観：クリア（光沢層）
- （3）塩水噴霧試験結果：白錆発生150時間以上 : 赤錆発生1000時間以上
- （4）自己修復性能が良好
- （5）摩擦係数：有色クロメート（六価）とほぼ同等
- （6）クロムフリーのため廃水処理設備はほとんど不要
- （7）密着性良好
- （8）耐熱性：230℃
- （9）硬度：鉛筆硬度（3H～4H）
特性
- （1）スプレー（静電塗装）、ディップスピン、ディップドレン可
- （2）膜厚1～2μm
- （3）焼付温度：100℃～150℃×10分以上
- （4）処理液（ZEC-888）は、特殊シリケート化合物のアルコール溶液
- （5）粘度：ザーンカップNo.1 約40秒
- （6）ポットライフ：3ヶ月（夏季解放状態）
工程
完全クロムフリー黒色コーティング
いままで不可能とされていた完全クロムフリーの黒色コーティングが誕生いたしました。「ツヤなし」と「ツヤあり」2種の外観と高い防錆性能を持ちます。
被膜の構造
特徴と性能
- （1）SSTで白錆発生まで120時間以上
- （2）SSTで赤錆発生まで500時間以上
- （3）ツヤなしとツヤありの2種類から選択可能
- （4）外観重視と性能重視を選択可能
特性
- （1）膜厚（めっき含まず） 3～8μm
- （2）塗装方法はスプレー、デップスピン法
- （3）耐熱温度は200℃
工程
